理科学習

HOME > 理科学習 > 自由研究 > 全国大会入選作品と受賞

全国大会入選作品と受賞

出雲科学館が開館した平成14年度以降に、自由研究コンクールの全国大会で各賞を受賞した作品と受賞者を紹介します。学年は受賞当時のもので、作品概要は当館の教諭・講師が編集しています。

※受賞者・保護者のみなさんへ 掲載内容(写真含む)の変更・更新などのご希望が生じた場合、遠慮なくその旨を当館へご連絡ください。速やかに対応いたします。


平成26年度 野依科学奨励賞

鳥屋尾 理久さん(朝山小学校1年)

研究テーマ
くもについてしらべよう!

【作品概要】
 家のまわりでたくさん見つけることのできるクモについて「クモって何かな?」という疑問から、子供らしい発想で研究をしています。クモの体の特徴や家の周囲にどんな種類のクモがいるのか、巣の形や好物、雨の日のすごし方など5つの観点で研究を進めました。好物調べでは、生きた虫・死んだ虫・干しえび・パン・葉っぱ・ビスケットなどを巣に取り付けて実験をしました。生きた虫とビスケットに反応を示したので、これをさらに詳しく調べました。その結果、生きた虫が大好物であることが判明しました。調べたことから生まれた疑問点をさらに追及し、一つ一つ丁寧に観察したり実験したりして課題解決を図っている力作です。



片岡 嵩皓さん(四絡小学校3年)

研究テーマ
なめくじさんおうちはすてたの? パートV
~カタツムリとナメクジのヌメヌメの正体は?~

【作品概要】
※第55回自然科学観察コンクール「オリンパス特別賞」参照
※野依科学奨励賞は、他のコンクールと重複応募が可能です。


片岡 柾人さん(四絡小学校6年)

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな パートX
~(ダ)と(ワ)の防カビ力にせまる~

【作品概要】
※平成26年度 第51回全国児童才能開発コンテスト「文部科学大臣賞」参照
※野依科学奨励賞は、他のコンクールと重複応募が可能です。


藤江 絃翔さん(高松小学校6年)

研究テーマ
甘さ対決
~PART6〜 Myとう度計の完成に向けて

【作品概要】
1年生の時から6年間継続して“甘さ”の研究に取り組みました。おじいちゃんが生産しているデラウェアが一番甘いことを「自作の糖度計で確かめたい!」という想いで研究を続けてきました。育てたブドウへの誇りと家族愛も感じられる、科学工作を含む研究です。3年生のときからMy糖度計の作製を始め、これまでの研究を踏まえて鏡・レンズ・LED光源などを用いて改良を加え、正確に計測できるMy糖度計[4号機]の完成を実現させた点が特に素晴らしいです。作製手順や実際の糖度分析の結果が見やすくまとめられており、また、市販されている他の果物と比較して「やっぱりおじいちゃんのデラウェアが一番甘い」ことが示された資料も説得力十分でした。


野依博士と喜びの記念撮影










野依博士へ研究データを説明しました!(左)




寒天培地上のカビの数を計測






野依博士へ研究データを説明しました!

平成26年度 第51回全国児童才能開発コンテスト 文部科学大臣賞(高学年の部)

片岡 柾人さん(四絡小学校6年)

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな パートX
〜(ダ)と(ワ)の防カビ力にせまる〜

【作品概要】
世間ではダンゴムシ・ワラジムシが害虫扱いされていることに心を痛める一方、「防カビ力があるのでは?」と気付いてから1年半。それを科学的に立証したいと熱く志し、探求した作品です。1.防カビ力はあるのか、2.だ液が出ているか、3.防カビ力を数値化するための滅菌寒天培地の作製、4.体のどの部位(だ液・フン・揮発成分)に防カビ力があるのか、5.防ぐことのできるカビの種類、6.殺菌まで可能か等について、論理的な展開によりデータの検証を確実に進め、新発見の信ぴょう性を裏付けました。1年生のときから継続してきた研究内容とその発展課題にも一貫性があり、研究対象であるダンゴムシとワラジムシへの深い愛着までも伝わってくる秀逸な作品です。



表彰式の会場で記念撮影

平成26年度 第9回「科学の芽」賞

片岡 嵩皓さん(四絡小学校3年)

研究テーマ
カラをぬいだカタツムリ発見!

【作品概要】
 保育園児の頃、「カタツムリがカラを脱いで塀を歩いている!」「地面にはそのカラが転がっている」と、畑で大発見をしたと大喜びしていました。そのカラへ出たり入ったりする瞬間を見たくて、ずっと観察し続けていました。観察を続けていくうちに、塀を歩く生物とカラに入っている生物は別の生き物だという発見へと変化します。「ナメクジには何でカラがないのかな?」「カラなしでどうやって生きているのかな?」など11のテーマで調べました。カタツムリとナメクジには、体の凸凹、歩き方、触角を片方だけしまうこと等、たくさんの違いがあることに気づきました。「たくさんの発見ができて楽しかった」と、観察の醍醐味を経験しながら、わかりやすくまとめています。


表彰式会場にて賞状と楯を手に


平成26年度 第55回自然科学観察コンクール 「オリンパス特別賞」

片岡 嵩皓さん(四絡小学校3年)

研究テーマ
なめくじさんおうちはすてたの?パートV
~カタツムリとナメクジのヌメヌメの正体は?~

【作品概要】
 カタツムリとナメクジについて、興味と疑問の趣くままに楽しみながら比較研究を続けてきました。体の表面にあるヌメヌメの役割について、顕微鏡や精密秤を使って、時間の経過による変化、虫やカビを防ぐはたらき、エサによる影響などを科学的に調べています。結果を図式化や数値化したり、グラフ化したりする工夫をし、これらをもとにした科学的な考察によって、同じように見える両者のヌメヌメが実はずいぶん違っていたことを発見しました。


審査員の秋山仁先生と記念撮影



平成25年度 野依科学奨励賞

横田 隼人さん(荒木小学校5年)

研究テーマ
アリの研究パート5
トビイロシロワアリはどんな条件で「しろ」を作るか?

【作品概要】
平成25年度 第23回夏休み昆虫研究大賞「優秀賞」参照
※野依科学奨励賞は、他のコンクールと重複応募が可能です。




片岡 嵩皓さん(四絡小学校2年)

研究テーマ
なめくじさんおうちはすてたの? パートU
~かたつむりさんがおきてくれたよ~

【作品概要】
第50回 全国児童才能開発コンテスト科学部門「学研賞」参照
※野依科学奨励賞は、他のコンクールと重複応募が可能です。
※片岡嵩皓さんが本賞を受賞するのは2年連続です。


地元テレビ局から取材を受けました




野依博士へ研究内容をプレゼンしました

平成25年度 第57回 日本学生科学賞 入選3等

吉廣 完治さん(第一中学校2年)

研究テーマ
ショウリョウバッタの行動学U
~オスが見せる謎の行動~

【作品概要】
 ショウリョウバッタを研究して7年目。これまでの研究から、イナゴのようには群れないけれど、自然界で生き抜くためにショウリョウバッタは小集団で群れる習性をもっていそうだと考えました。研究のため小集団としてオス同士の組を複数形成させて観察を繰り返しました。相手を踏みつけたり叩いたりなど、威嚇のような行動を示す傾向が認められました。そこで、これらの特異な行動が、いつ・何のために起こるのか検証を試みました。オスは2匹以上になると、(1)エサが少ない (2)狭い環境という条件で、一方が威嚇のような行動を見せることが明らかになりました。ただ、これらの行動が威嚇なのかどうか、まだ検証を重ねる必要がありますが、2匹以上の中で優位性を争っているのではないかと推論しました。


表彰式会場で入賞の楯を手に



平成25年度 第50回 全国児童才能開発コンテスト科学部門「学研賞」

片岡 嵩皓さん(四絡小学校2年)

研究テーマ
なめくじさんおうちはすてたの? パートU
~かたつむりさんがおきてくれたよ~

【作品概要】
 前年に行ったナメクジの自由研究を発展継続させて、カタツムリの観察に取り組みました。はじめにカタツムリの形態について調べ、さらには、動き方のパターン、夏眠(かみん)と睡眠のしかた、好きなものと嫌いなものなどについて、じっくりと調べました。とても多くの個数体を用いて、観察と実験も繰り返したくさんの行っているところがこの研究の優れた点の1つです。


賞状と楯を手に記念撮影

平成25年度 第8回「科学の芽」賞

片岡 澄歩さん(第三中学校2年)

研究テーマ
植物のネバネバ汁には意外なパワーを発見!

【作品概要】
 料理で普段使っているレタスから出る白い汁を目にしていたことが研究のきっかけです。研究対象にした植物はレタスに限らず、さらに14種類の植物を追加しました。植物を切ったときに出てくるネバネバした液について、その粘性や色や性質などさまざまな違いがありました。ネバネバの様子と市販の接着剤とを関連付けて、「化学薬品を使わない、かつ防カビ効果もあるエコな植物性接着剤として利用できそうです。もっと詳しく調べ、植物性接着剤を開発してみたい」と研究を締めくくっています。「このネバネバは何だろう?」と観察する力や不思議だなと感じる探究心を持ち合わせていたからこそできた研究作品です。
参考 「科学の芽」賞の作品紹介冊子




片岡 柾人さん(四絡小学校5年)

研究テーマ
だんごむしとわらじむしの甲らが白く、土が黒くなってきたのはなぜだろう?

【作品概要】
 飼育していたダンゴムシやワラジムシの甲羅の色が少しずつ薄くなったり、土の色が黒く変化したりしたことから、両者の関係、そしてそれぞれの現象の原因を、さまざまな実験・観察を通して追求していきました。甲羅の色を変化させる原因について予想し、5つの条件で実験を進め、データを集めました。ある実験では、使用した食材(エサ)がもとでカビやウジが発生してしまったため、腐敗しにくい食材を使って再実験をしてデータを取り直したほどです。確かめる条件がふえると、それだけ実験の手間もかかります。生き物を扱うのですからなおさらです。条件をきちんと整えて、根気強く実験を進めることができた研究です。
参考 「科学の芽」賞の作品紹介冊子


出雲市長、教育長へ受賞を
報告しました!













表彰式・発表会の会場で記念撮影

平成25年度 第23回夏休み昆虫研究大賞「優秀賞」

横田 隼人さん(荒木小学校5年)

研究テーマ
アリの研究パート5
トビイロシワアリはどんな条件で「しろ」を作るか?

【作品概要】
 トビイロシワアリがエサの周りに小石を運んで作る山状の物を“しろ”と名付け、なぜアリが「しろ」をつくるのか、どんな条件の時に作るのか明らかにしようと小学校1年生の時から継続して研究に取り組んできました。気温と地温が30℃を超える5〜8月には直径が10cm以上の大きな「しろ」を作り、10℃前後になるとアリ自身ほとんど活動しなくなることが分かりました。さらに研究を進め、「しろ」作りには気温よりも地温との関係が深いことを明らかにしました。「しろ」が完成するまではあまりエサを運んでいないけれど、ほぼ完成した頃からエサ運びのスピードが一気に速くなることや、石運びをするアリが役割分担をして活動していること、通常の「山型」とは別の「クレーター型」のしろを作ることなど、詳しい観察により新たな発見がたくさんありました。


日本昆虫協会副会長と記念撮影




平成24年度 夏のチャレンジ第9回 全国小学生『未来』をつくるコンクール 環境部門 大賞

後藤 和己さん(岐久小学校4年)

研究テーマ
帰ってきたウルトラセツデン
~どんな節電ができるか考えよう~(節電の研究2年次)

【作品概要】
 電気をたくさん使う家電は何か、電気を表す単位「アンペア」に注目し、どう使ったら使用量が少なくてすむのか家電101個の全てを調査しました。アイロンと炊飯器が電気をたくさん使うことを発見しました。アイロンは、一度に広い面積をかけて使用時間を減らしたり、洗濯物のしわをのばすように逆さ干しにしたり試しました。炊飯器の代わりに、ガスを使ってご飯を炊く実験もしました。電気よりも短時間で炊けたけれどガスの使用量が増えてしまい、ガス料金が高くなってしまいました。災害時に停電になると炊飯器は使えません。今回の実験で、電気の代わりに用いることのできる方法を知っておくことも大切だと気づきました。


審査員の先生と記念撮影






平成24年度 第53回 自然科学観察コンクール 継続研究奨励賞

片岡 柾人さん(四絡小学校4年)

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな? パートV
〜どうしたの? 甲らの色白と土の色黒〜

【作品概要】
 これまで2年間の研究中に、ダンゴムシとワラジムシを長期間飼育していると、甲羅の色が薄くなってくるように感じていました。「美白になる条件があるのかな?」と気になり、飼育環境の条件を比較しながら一週間ごとに観察を続けました。1匹ずつの体型や甲羅の傷・模様などを目印にして、変色の程度は美術用の色見本グレースケールを用いて、個体別に丁寧に調べました。定期的に記録することで変化の様子を客観的に示すことができました。毎年の研究から疑問に感じた点や気づいた点をもとに、こつこつと継続して探究し続けることで新たな発見へと深化を遂げた作品です。


秋山仁先生からの激励





平成24年度 第53回 自然科学観察コンクール 佳作

片岡 嵩皓さん(四絡小学校1年)

研究テーマ
なめくじさん おうちはすてたの?

【作品概要】
 4才の時に、塀になめくじ、畑にかたつむりのカラだけ、を見て以来「なめくじはカラに出入りできる!」と思っていました。その瞬間が見たくて春夏秋冬と健気に観察し続け、蓄積してきた発見の数々が詳細に綴られています。なめくじを夜通し観察し、皆が同じ時間帯に壁を同じようにT字形に動くこと、枝やフンにお腹が触れないようにすき間をつくってまたぐこと、体が汚れた時は粘液ごと脱皮のように脱ぐことなど、多数の発見がいきいきと伝わってくる観察記録作品です。


秋山先生と私(姉兄も一緒に)





平成24年度 野依科学奨励賞

片岡 柾人さん(四絡小学校4年)※3年連続受賞

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな? パートV
〜どうしたの? 甲らの色白と土の色黒〜

【作品概要】
「平成24年度第53回自然科学観察コンクール継続研究奨励賞」参照


※野依科学奨励賞は、他のコンクールと重複応募が可能です。
※片岡さんが本賞を受賞するのは3年連続です。




片岡 嵩皓さん(四絡小学校1年)

研究テーマ
なめくじさん おうちはすてたの

【作品概要】
「平成24年度 第53回 自然科学観察コンクール 佳作」参照


※野依科学奨励賞は、他のコンクールと重複応募が可能です。


野依博士と大学の先生と歓談








野依博士と喜びの記念撮影


平成23年度 野依科学奨励賞

片岡 澄歩さん(四絡小学校6年)※2年連続受賞

研究テーマ
植物はウルトラCの知恵とワザで生きている

【作品概要】
 小学校1年生の時から毎年行った自由研究でわかったことから、重要な結論を包括的にまとめた7章編成174ページの総説です。2章から6章の『野菜は種や苗がなくても育つかな?』『野菜は種や苗がなくても育つかな?パート2』『植物がお昼寝するってホント!?』『植物はイナバウアーが得意!?』『護身術を身につけた植物?』では過去の研究だけでなく、さらに追加の観察も行い編集しました。植物はいったんその場所で根を張ってしまうと、その植物自身はそこから動けません。そのぶんだけ環境の変化や刺激に敏感に反応し、生きていくために柔軟に適応する知恵とワザを、植物はたくさん身につけていることがわかりました。観察や実験の結果に裏付けられた考察を述べながら、自らの理論を体系的に構築した秀逸な総説が完成しました。

片岡 柾人さん(四絡小学校3年)※2年連続受賞

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな? パートU
〜助け合って生活しているの?〜

【作品概要】
 夏休み中の研究結果へさらに秋冬の観察記録も加えて、1年間を通して得られた成果をまとめて野依科学奨励賞に応募しました。同じように見える虫たちにも個性があり、客観的なデータを得るために個体数を増やしたり繰り返し実験を行ったりの工夫をしています。例えば、色の実験では延べ720匹、一本道では延べ360匹、風では2,880匹とたくさんの観察をしています。実験に費やす時間や日数が長期に渡り、観察者の根気もヘトヘトになるほど繰り返して努力しています。貴重なデータを活用した説得力のある研究論文として認められた力作です。


※野依科学奨励賞は、他のコンクールと重複応募が可能です。
※片岡さん姉弟が個別の研究で本賞を同時受賞するのは2年連続です。


賞状と記念の楯の授与








野依博士と出雲科学館の先生と


平成23年度 夏のチャレンジ第8回全国小学生『未来』をつくるコンクール 環境部門 大賞

木次 智子さん(荒木小学校6年)

作文テーマ
緑のカーテンは一石五鳥
わが家のクーラー使用回数を減らそう大作戦!

【作品概要】
 スイッチを入れたら電気製品が動くことは、あたり前だと思っていました。日本中で電力不足になる可能性があることを知り、「あたり前ではなくなった」と驚きました。みんなが一度にクーラーを使うと特に電力が足りなくなると聞き、緑のカーテンとしてヘチマを育てたり家の周囲で打ち水をしたりすると、どれぐらいの節電ができるのか研究しました。カーテンの有無による気温の違いや、葉の蒸散作用によってカーテンそのものが周囲よりも低温になっていることや、植物が窓を覆っていることで涼しそうに感じる心理的な効果など、多くの効果があることをデータに基づいてまとめた作文です。


表彰会場での記念撮影





平成23年度 第48回 全国児童才能開発コンテスト科学部門 中央審査会委員長賞

片岡 柾人さん(四絡小学校3年)※2年連続で科学部門に入賞

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな?パートU
〜助け合って生活しているの?〜

【作品概要】
 前年の研究では、ダンゴムシとワラジムシの共通点と相違点を1匹ずつ観察しました。両者は一緒にいることが多いことから、助け合って生活しているのか気になりました。そこで、雨・風・ゆれ・一本道で出会うなど、環境が変化した時の集団での反応の仕方を明らかにしようと試みました。さらに、昨年解明できなかった「色の好き嫌い」について、方法を改善して調べました。自然界にある色を好み、チョロチョロと動き回って興奮している様子になることが分かりました。

※夏休み中にまとめた研究成果は、出雲市科学作品展及び島根県科学作品展での審査を経てコンテストに出品され、12月に受賞が決まりました。


出雲市科学作品展表彰式での
記念撮影







平成23年度 第21回 夏休み昆虫研究大賞 最優秀賞

吉廣 完治さん(今市小学校6年)

研究テーマ
ショウリョウバッタの研究X
〜触角が教えるボディバランス&群れが安心!?

【作品概要】
 身近な昆虫に興味をもち、ショウリョウバッタの触角の機能を探る研究と群れで行動するのかなどについて5年間継続して研究しました。ショウリョウバッタは群れない(単独相)という学説が一般的に知られています。しかし、バッタ捕りに行くとよくいる草むらとそうでもない草むらがあることを経験していたため、「もしかしたら群れる習性(群生相)もあるのではないか?」と疑問に感じ、条件を制御した実験と観察を繰り返しました。その結果、「身の危険を感じた場合、2、3匹で集まろうとする条件付きの群生相なのではないか!」という新説を提案するに至りました。日本昆虫協会の会長に認められた力作です。


日本昆虫協会会長と記念撮影






平成22年度 野依科学奨励賞

片岡 澄歩さん(四絡小学校5年)

研究テーマ
野菜はイナバウァーが得意?!

【作品概要】
 料理を手伝うたびに切ったネギやミズブキやニンジンが反り返ってしまうことを不思議に思い、家の畑にある9種類の野菜を用いてその仕組みを調べました。切った後で空気中に放置した場合と水にさらした場合とで反り方に違いがあるのか、幅と切断面と皮の有無を変えた120通りの試料を詳細に観察して分析した力作です。さらに、反り返った試料の断面を顕微鏡で観察し、空気中と水中に置いたものでは細胞内の水分量と状態が大きく変化することをつきとめました。反り方には、水分量による細胞の伸縮が部位によって異なることに原因があると解明した研究です。

片岡 柾人さん(四絡小学校2年)

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな?

【作品概要】
 夏休み中にまとめた研究成果から生じた新たな疑問点を明らかにしようと、引き続き2学期も飼育観察と研究を続けました。ダンゴムシとワラジムシそれぞれの体のつくりと行動の特徴、エサや住環境の工夫、赤ちゃんの生育など、新しく分かった結果を追加して研究論文をまとめた力作です。また、長期間に渡る観察記録からも、ダンゴムシとワラジムシを大切に飼育してきたことや赤ちゃん誕生から脱皮をして成長して大きくなっていくことへの感動が伝わってくる作品です。


※野依科学奨励賞を姉弟が個別の研究で同時受賞するのは全国初です。


澄歩さんと柾人さん(右)




受賞報告会(記者会見)

平成22年度 第47回 全国児童才能開発コンテスト科学部門 才能開発教育研究財団理事長賞

片岡 柾人さん(四絡小学校2年)

研究テーマ
だんごむしとわらじむしってふたごかな?

【作品概要】
 庭や畑にたくさんいるダンゴムシとワラジムシ。姿は似ているけれど、ワラジムシは団子のように丸くならない。「双子かな?ちがうのかな?」と興味をもち、体の特徴や足の速さや好きな食べ物やフンの違いなど、疑問を抱いた多数の点について観察と実験をじっくり行いました。外敵から身を守って生きるための技と知恵(ダンゴムシの防衛力、ワラジムシの判断力と行動力)等についての結果を、表やグラフに分かりやすくまとめており、両者の共通点とちがう点との対比をうまく表現しています。
※夏休み中にまとめた研究成果は、出雲市科学作品展及び島根県科学作品展での審査を経てコンテストに出品され、11月に受賞が決まりました。


表彰状


平成21年度 野依科学奨励賞

高橋 希香さん(神戸川小学校6年)

研究テーマ
ハグロトンボのひみつ PartV

【作品概要】
ハグロトンボを研究して3年目の今回は、成虫の移動や繁殖などについて観察しました。具体的な視点として(1)大発生した前年の環境との比較、(2)マーキングした個体の本格的な追跡調査によるある一定の群れの行動、(3)繁殖時の行動の3点の調査に取り組みました。
発生数と天候との関係では前年の気象条件との比較により、ハグロトンボの発生に適した条件があることを明らかにしました。特定の場所で仲間と2週間ほど一緒に暮らすことや繁殖行動のタイミングの判断としてしっぽの色が条件となっていることを発見するなど、観察の結果を詳細に分析している研究です。

山川 祐紀恵さん(荒木小学校4年)

研究テーマ
ミジンコの特ちょうしらべ 〜観察、実験をとおして〜

【作品概要】
小さな世界を観察することが好きでミジンコの研究を始めてから3年が経ちます。ミジンコはとても不思議な特徴を持っていて、お母さんミジンコが亡くなってからも赤ちゃんミジンコが産まれることや水温が低下すると赤ちゃんを産むのではなく卵を産むことなど、研究を通してミジンコの生態の変化に気付きました。ミジンコが生息する場所(環境)によって、体の外観や動き方にも違いがあることも明らかにしています。理科の基本である『予想』をしながら観察・実験を行い、発見したことを丁寧にまとめた研究です。


野依博士と喜びの記念撮影













山川さんと高橋さん(右)

平成20年度 野依科学奨励賞

宮本 一輝さん(高浜小学校1年)

研究テーマ
とおくまでとべ!すとろーひこうき

【作品概要】
平成20年度の夏に当館の「夏休み科学研究教室」に参加したことをきっかけに、ストローで作った飛行機をどのように工夫すればより遠くまで飛ばすことができるのかについて実験した作品です。身近な材料を用いて飛行機を作り「遠くまで飛ばしたい」という純真な想いを満たすために、飛ばし方や羽の形などを科学的に詳しく調査した力作です。


野依博士と喜びの記念撮影

平成19年度 野依科学奨励賞

布野 史子さん(河南中学校3年)

研究テーマ
紫外線と植物に含まれるアントシアニンの関係について

【作品概要】
小学2年生の時から継続している植物に関する研究です。中学1年生の時にアサガオの育成から植物の色素へと主題が発展しました。前年度の研究から新たに生じた「緑色のナスビを作る!」(作れるのか?)という目標(疑問)について、夏休み中には残念ながら達成できませんでした。しかし、あきらめずに9・10月と研究を継続し、ついに緑色のナスビの育成に成功しました。栽培を通して湧き出た疑問を、条件を制御した実験と詳細なデータに基づいて考察を重ねて解き明かしています。色素の研究の総まとめとして前年度の研究を含め、11月に至るまでの結果を追加した秀作です。


野依博士と喜びの記念撮影


出雲市長へ喜びの報告


平成19年度 第48回 自然科学観察コンクール 1等賞(2年連続受賞)

田原 弘規さん(河南中学校2年)

研究テーマ
水の音って何の音 Part3 茶釜が奏でる水の音と、沸騰のメカニズムを科学する

【作品概要】
水の音の研究を始めて3年目、千利休が「湯が沸く音の中でも松風の音がする時がお茶に一番よい」と言ったことを知り今回の研究が始まりました。利休は沸騰を5段階(蟹眼、蚯音、松風、魚眼、連珠)に分類しています。2種類の音と3種類の泡の全てを科学的に推測し、実験を積み重ねて詳細に分析することによって茶釜の底で生じた泡が浮上し、水中で壊れたときの音が松風の音であると発見しました。そして、松風を持続させる条件は弱火で時間をかけて水を沸騰させることであることがわかりました。茶釜の湯が奏でる音と、ゆったり流れる時間、茶道という日本の古典的な文化・芸術を科学的な視点で分析している秀逸な作品です。



表彰状


平成18年度 第47回 自然科学観察コンクール 1等賞

田原 弘規さん(河南中学校1年)

研究テーマ
水の音って何の音 Part2 水滴が作る泡と音を科学する

【作品概要】
家では風呂掃除が当番の田原さんは「なぜお風呂に水を入れていると音がするのだろう」と不思議に感じ、その疑問を実験で解明しました。水滴が水面に落ちたときに発生する音に注目し、落ちた瞬間をカメラで撮影したりして音が出るメカニズムを詳しく調べました。予想していた考えと異なった発見があり、これらの結果を順序よくまとめています。


受賞作品

ページの先頭へ

平成16年度 第48回 日本学生科学賞 日本科学未来館長賞

田原 佑規さん(河南中学校2年)

研究テーマ
花の色の研究 白い花はなぜ白いのか

【作品概要】
小さいころにした色水遊びの経験では、花を水中で搾るとその色の色水ができました。赤い花では赤色、青い花では青色の色水ができるのに、白い花の場合には白色の色水にはなりませんでした。なぜ白色の色水ができなかったのか、ではどうして白い花の色は白いのかについて、花の色素を抽出したり花びらの構造を拡大して観察したりすることでその秘密を発見しました。なお、本作品は研究を行った生徒に複数の審査員が直接質問するポスターセッション方式による最終審査を経て選出されました。


最終審査に提出した研究作品1


最終審査に提出した研究作品2


最終審査に提出した研究作品3


平成14年度 第46回 日本学生科学賞 入選3等

布野 由子さん(河南中学校2年)

研究テーマ
枝垂れ朝顔の研究(2)

【作品概要】
小学校1年生の時から継続して観察した「朝顔の研究」を発展させた作品で、小学校6年生の時からツルを巻かない枝垂れ朝顔の研究に取り組みました。近所にある農業試験場で聞いた「植物の成長ホルモンのひとつであるジベレリンを使って、出雲地方ではたねなしぶどうを生産している」という話を元に、なぜツルを巻かないのかその原因について予想しました。種々の栽培条件を変更したり茎の一部をジベレリン処理して成長の様子を観察し、ツルを巻く原因について考察しました。


発表の様子

ページの先頭へ