地域学校運営理事会

・平成21年度 出雲市立旭丘中学校学校評価報告

・平成20年度 出雲市立旭丘中学校学校評価報告

出雲市における学校評価の基本的な考え方

 学校評価については、これまでも各学校において児童生徒や地域の実態をふまえ、保護者や地域のニーズに対応しながら特色ある取組みを展開し、それに対し点検・評価を行ってきました。平成14年4月に施行された小学校設置基準等には、自己評価の実施・公表の努力義務や情報提供の義務に関する規定が設けられました。
 しかしながら、自己評価だけでは、同質的な視野に限られたり、客観的に自らの取組みを評価しにくい面があったりすること等から、さらなる学校評価の推進を図るため、平成19年6月に学校教育法、同年10月に学校教育法施行規則の改正により、自己評価・学校関係者評価の実施・公表、評価結果の設置者への報告に関する規定が新たに設けられました。
 新たな学校評価では、自己評価及び学校関係者評価を実施し、保護者や地域住民に対して評価結果の公表・説明により説明責任を果たすとともに、地域・学校・家庭の三者協働による開かれた学校づくりを推進していくことを目的としています。(学校の教育活動・学校運営の状況に関する積極的な情報提供、保護者・地域住民の理解と協力)
 さらに、学校の設置者である教育委員会には、学校評価の結果に応じた支援や改善措置を講じ、教育の質の保証とその向上を図ることが求められています。
 このことを受け、本市でも、平成20年4月に出雲市立小・中学校管理規則における学校評価に関する規定が改められ、学校評価の実施・評価結果の公表及び設置者への報告が義務付けられました。
 出雲市では、『21世紀出雲のグランドデザイン』にもとづき、「21世紀人材育成都市の創造」をめざしています。出雲市の小・中学校は、学校の実態や地域の特色をいかした取組みやそれぞれの課題解決のための取組みに加え、「地域学校運営理事会」「小中一貫教育」「学力向上対策」等の出雲市の教育施策にもとづき各校の実態に即した取組みを展開し、学校教育の充実を図ろうとしています。
 このような状況の中で、平成20年5月に出雲市立教育研究所に「学校評価検討委員会」が設置され、出雲市の教育施策と関連付けた評価項目・重点目標の精選及び評価の着眼点を明らかにするとともに、設置者による改善に向けた指導・支援につなげるための報告様式等について検討しました。
 その結果、学校評価結果の報告については、それぞれの学校の取組みのうち、出雲市の教育施策にもとづき全小・中学校で取り組んでいる共通の項目における重点目標について報告することとしました。そのほか、各校の特色ある取組み等についての独自の評価項目を設定することができることとしています。
 また、地域に開かれた学校づくりをめざし、地域や家庭の協力を得るためには、学校関係者評価は欠くことができないという視点から、学校関係者評価も実施することとします。「学校関係者評価委員会」については、出雲市の全ての小・中学校に設置されている地域学校運営理事会を充てることを基本とします。
 教育委員会は、各校からの報告を受け、その取組みの状況を把握し、成果と課題を明らかにし、改善に向けた指導・支援を行うとともに、今後の施策に反映させていくものとします。

                                   
                                 (学校評価の流れ図)