令和元年度 ふるさと教育の実践
 
1年生の取組
 地域に伝わる「飯山きつね」の昔話を国語科で教材として取り上げ、子どもたちとその面白さを読み比べた。家々によって語り継がれるお話は少しずつ異なり、きつねに騙されたり、反対にきつねをこらしめたりと展開の違いが面白い。お話は、以前に山陰中央新報の子ども新聞にも取り上げられている。
 2年生の取組
 生活科の学習で、地域にあるお寺や農家、お店を回り、人とのつながりを広げる活動に取り組んでいる。学校の近くには大慶寺、中林寺、多宝寺等の寺院が多くあり、住職さんの話を聞くことができた。また、檜山はシイタケの他、西条柿も有名で、農家を訪問したりした。地域の人のあたたかさにふれる機会となっている。
 3年生の取組
 総合的な学習の時間に、「広げよう仲良しの輪」というテーマで福祉活動に取り組んでいる。年に2回の高齢者施設への訪問や、コミュニティーセンターで行われている敬老会や体操教室への参加を通して、お年寄りの方とのふれあいを深めてきた。福祉協議会の出前授業では、シニア体験もしている。
 4年生の取組
 総合的な学習の時間や社会科で、学校の近くを流れる多久川の水質調査を行ったり、上下水道やごみ処理の学習を行っている。川や海などの環境は、自分たちの生活の仕方次第で変わっていくことを実感した。地域の自然環境を守るために、自分たちにできることを考え、発信している。
 5年生の取組
 総合的な学習の時間に、地域の農産物に目を向け、柿農家さんの協力をいただきながら栽培のお手伝いに取り組んだ。栽培作業を体験する中で、「檜山の柿作りを応援したい」という思いが強くなり、ケーブルテレビさんの協力を得てPR活動を展開していこうとしている。
 6年生の取組
 総合的な学習の時間に、平和学習を行っている。学校の近くある本寿寺は、太平洋戦争末期に大阪の学校から48名の児童が疎開している。住職から当時の様子を聞くとともに、修学旅行で訪れた広島平和記念公園や原爆資料館の見学から、平和の大切さについて学んでいる。
 

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